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この記事の結論
- SPグループは、冷蔵庫や自動車、医療機器などに使う樹脂部品を、顧客の設計に合わせて作るデンマークのプラスチック成形メーカーです
- 魅力の核心:会社発表によると、2026年第2四半期の売上高は前年同期比+44.6%で、うち有機成長は+29.4%を占めます
- 最大のリスク:株価は1年で+79.59%上昇し、52週高値491.50クローネのすぐ下にあります
- 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約11,900円から(推奨ロット8株が目安/1株だと手数料負担率は約8.01%と重く、8株単位が前提)
2026年第2四半期の売上高は前年同期比+44.6%、うち有機成長は+29.4%を占めます。SPグループは、冷蔵庫や自動車、医療機器などに使う樹脂部品を、顧客の設計に合わせて作るデンマークのプラスチック成形メーカーです。会社発表によると、2026年上半期の売上高は19億5,000万クローネで前年同期比+32.9%、EBITDAは3億9,700万クローネで同+36.2%(マージン20.3%)でした。
一方で、この会社の増収は自力の成長だけによるものではありません。2026年第2四半期の内訳は有機成長+29.4%・買収による寄与+15.2%で、増収の一部は買収によるものです。買収を続けられなくなったときに同じ伸びが続くかは、当サイトでは分かりません。
同業種の対比先としては、高圧ケーブルのNKT(丁)や機械メーカーのGEA(独)がしばしば挙げられます。SPグループの「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。
SPグループ株の基本データ(2026年8月25日時点)
| 株価 | 480.50デンマーククローネ(1株 約11,900円) |
| 52週レンジ | 260.00〜491.50クローネ |
| 時価総額 | 約56.3億クローネ |
| PER | 約17.15倍(予想 約13.20倍) |
| 配当利回り | 0.83%(1株配当 4デンマーククローネ) |
| 上場市場 | ナスダック・コペンハーゲン証券取引所 |
| 1年の株価騰落 | +79.59% |
上半期売上+32.9%という事実|SPグループ株の魅力
2026年第2四半期の売上高は前年同期比+44.6%(有機成長+29.4%・買収+15.2%)
会社発表によると、2026年第2四半期の売上高は9億8,400万クローネで、前年同期比+44.6%でした。内訳は有機成長が+29.4%、買収による寄与が+15.2%です。EBITDAは2億クローネ(同+59.9%)、税引前利益は1億2,200万クローネ(同+91.9%)でした。
投資家にとっては、自力の成長と買収の両方が積み上がって高い増収率になっているという事実を確認できる材料です(今後の増収率を保証するものではありません)。
2026年上半期のEBITDAは3億9,700万クローネで前年同期比+36.2%、マージン20.3%
会社発表によると、2026年上半期の売上高は19億5,000万クローネで前年同期比+32.9%、EBITDAは3億9,700万クローネで前年同期比+36.2%、マージンは20.3%でした。税引前利益は2億4,800万クローネで前年同期比+50.3%、EPSは16.4クローネで同+55.1%でした。
投資家にとっては、売上の伸び以上にEBITDAや税引前利益、EPSが伸びているという事実を確認できます(下半期の水準を保証するものではありません)。
2026年通期の増収見通しは24〜30%に上方修正(会社発表)
会社発表によると、2026年通期の見通しは増収率24〜30%とされ、2026年8月19日に完了した英OGM Moulding買収を受けて、当初の22〜28%から上方修正されました。営業マージンは安定を見込むとしています。
投資家にとっては、会社自身が通期の見通しを上方修正したという事実を確認できる材料です(見通し通りの結果になることを保証するものではありません)。
直近12か月の売上高は34億3,200万クローネで前年比+18.19%(実測)
実測(stockanalysis.comの年次損益)によると、直近12か月(2026年6月末まで)の売上高は34億3,200万クローネで、前年比+18.19%でした。純利益は3億3,300万クローネ、EPSは27.99クローネです。2025年12月期通期では売上高29億4,800万クローネ(前年比+0.90%)、純利益2億6,500万クローネ、EPS22.13クローネでした。
投資家にとっては、2025年通期はほぼ横ばいだった増収ペースが、2026年に入って明確に加速しているという事実を確認できます(今後も同じペースが続くことを保証するものではありません)。
株価+79.59%という数字|先に知っておきたいリスク
2026年の増収のうち買収の寄与は+15.2%、有機成長は+29.4%(第2四半期実績)
会社発表によると、2026年第2四半期の売上高成長+44.6%の内訳は、有機成長+29.4%・買収による寄与+15.2%でした。2025年12月にはデンマークのIdé-Pro(企業価値7億クローネ)の買収に合意し、2026年8月にはOGM Moulding(固定対価2,100万ユーロ)の買収を完了しています。
投資家にとっては、直近の高い増収率の一部が買収によって作られているという事実を踏まえておく必要があります。買収を続けられなくなったときに同じ伸びが続くかは、当サイトでは分かりません。
株価は1年で+79.59%上昇し、52週高値491.50クローネのすぐ下(実測)
実測によると、SPグループの株価は1年で+79.59%上昇し、52週レンジ260.00〜491.50クローネのうち、現在値480.50クローネは高値491.50クローネのすぐ下にあります。52週安値からは約1.8倍の値動きをしたことになります。
投資家にとっては、すでに大きく買われた水準にあるという事実を、PER約17.15倍(予想約13.20倍)という数字とあわせて確認しておく必要があります(当サイトでは今後の株価水準を予測しません)。
配当利回りは0.83%と低い(実測)
実測によると、SPグループの1株配当は4.00クローネで、株価480.50クローネに対する表面利回りは0.83%です。デンマークの配当源泉税は当サイトで未確認のため、口座開設時および配当受取前に証券会社へ必ず確認する必要があります。
投資家にとっては、この銘柄の魅力が配当ではなく増収・増益にあるという事実を踏まえておく必要があります。
1株だと手数料負担率は約8.01%で、8株単位が前提
サクソバンク証券クラシックプランの手数料は約定金額の0.132%、最低38.5デンマーククローネ(約956円)です。1株480.50クローネ(約11,900円)を買う場合、手数料は最低額の956円がそのままかかり、負担率は約8.01%になります。
投資家にとっては、1株単位ではなく8株(約95,500円)程度にまとめないと手数料負担が重いという事実を踏まえておく必要があります(詳しくは後段の手数料表で解説します)。
SPグループは冷蔵庫と自動車向けの樹脂部品で稼ぐ会社
SPグループはデンマークのプラスチック成形メーカーで、冷蔵庫・自動車・医療機器などに使う樹脂部品を、顧客の設計に合わせて製造しています。上場市場はナスダック・コペンハーゲン証券取引所(ティッカー:SPG)で、時価総額は約56.3億クローネです。会社概要(実測・stockanalysis.com)によると、従業員は2,799人、創業は1962年、発行済株式数は1,249万株です。
報道によると、納入先は冷蔵庫・冷凍庫、自動車、医療、クリーンテック、食品関連が中心で、この4分野で売上の約75%を占めるとされます。会社発表によると、2025年12月17日にはデンマークのIdé-Proの買収に合意しました。企業価値は7億クローネ(負債引き継ぎを含む)で、株式の取得価格は非公開です。2026年への寄与は売上4億5,000万〜5億クローネ、EBITDA1億0,500万〜1億2,000万クローネと見込まれ、年間シナジーは2,000万〜2,500万クローネとされています。さらに2026年8月19日には英国のOGM Mouldingの買収を完了しました。固定の対価は2,100万ユーロ(約1億5,800万クローネ)で、業績条件つきの追加対価が最大700万ユーロ、従業員は約190人です。
会社は地政学リスクと原材料価格の不確実性を挙げていると報じられています。日本との接点については当サイトで確認できていません。会社の拠点はデンマーク・ノルウェー・スウェーデン・フィンランド・ラトビア・スロバキア・オランダ・ポーランド・北米・中国・タイとされ、日本は含まれていません。同業種の対比先としては、高圧ケーブルのNKT(丁)や機械メーカーのGEA(独)がしばしば挙げられます。国・事業内容・配当方針は銘柄ごとに異なります。
1株配当4.00クローネと、デンマークの源泉税は要確認
SPグループの1株配当は4.00デンマーククローネで、直近は2026年4月30日が権利落ち日でした。実測の配当履歴によると、1株配当は2024年3.00クローネ→2025年4.00クローネ→2026年4.00クローネと推移しています。表面利回りは株価480.50クローネに対し約0.83%です。
デンマークの配当源泉税率は当サイトで未確認です。税率や取り扱いは証券会社によって異なる場合があるため、口座開設時および配当受取前に必ずサクソバンク証券に確認してください。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。
チャートでSPGの今の株価水準を見る
本記事の株価は2026年8月25日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。
日本から買う方法と、1株あたりの手数料負担率8.01%
SPグループの上場市場はナスダック・コペンハーゲン証券取引所のみで、ティッカーは「SPG」です。ニューヨーク証券取引所にもナスダック(米国市場)にも上場していません。
| 証券会社 | SPグループ株の取扱い |
|---|---|
| SBI証券 | × 取扱いなし |
| 楽天証券 | × 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記 |
| マネックス証券 | × 取扱いなし |
企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。
サクソバンク証券で買う流れ
- 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
- 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
- 日本円を入金する
- デンマーククローネに両替する
- ティッカー「SPG」で検索し、株数を指定して発注
手数料(サクソバンク証券クラシック)
| 買う株数 | 約定金額の目安 | 手数料 | 負担率 |
|---|---|---|---|
| 1株 | 約11,900円 | 956円 | 約8.01% |
| 8株 | 約95,500円 | 956円 | 約1.00% |
手数料は約定金額の0.132%、最低38.5デンマーククローネ(約956円)です。1株だと手数料負担率は約8.01%と重く、8株(約95,500円)まとめると1.00%まで下がります。
SPグループ株が向く人・向かない人
| 向く人 | 理由 |
|---|---|
| 増収の勢いを重視する人 | 2026年第2四半期の売上高は前年同期比+44.6% |
| 通期見通しの上方修正を確認したい人 | 2026年通期の増収見通しは24〜30%に上方修正 |
| 直近の実額で業績の加速を確認したい人 | 直近12か月の売上高は前年比+18.19% |
| 向かない人 | 理由 |
|---|---|
| 増収が自力の成長だけであってほしい人 | 2026年第2四半期の増収+44.6%のうち買収の寄与は+15.2% |
| すでに大きく買われた株価水準を避けたい人 | 株価は1年で+79.59%上昇し、52週高値のすぐ下 |
| 配当利回りを重視する人 | 配当利回りは0.83%と低い |
SPグループ株のよくある質問
SPグループ株はSBI証券や楽天証券で買えますか?
買えません。上場市場がナスダック・コペンハーゲン証券取引所のみのためです。SBI証券・マネックス証券は取扱いがなく、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。
配当にかかる税金はどうなりますか?
デンマークの配当源泉税率は当サイトで未確認です。口座開設時および配当受取前に必ずサクソバンク証券に確認してください。日本側では、現地源泉後の金額にさらに20.315%が課税されます。
2026年の増収は今後も続きますか?
当サイトでは分かりません。2026年第2四半期の増収+44.6%のうち、有機成長は+29.4%、買収による寄与は+15.2%でした。買収を続けられなくなったときに同じ伸びが続くかどうかは、本文で述べた通り当サイトでは判断できません。
株価が1年で+79.59%も上がったのはなぜですか?
本文で触れた2026年上半期の増収+32.9%や第2四半期の増収+44.6%といった業績の伸びが背景にあるとみられますが、当サイトが株価変動の要因を特定するものではありません。
1株では買いにくいですか?
1株(約11,900円)を買う場合、サクソバンク証券クラシックプランの手数料は最低額の956円がそのままかかり、負担率は約8.01%になります。8株(約95,500円)程度にまとめると負担率は約1.00%まで下がります。
まとめ:増収の勢いと、株価の高さ
- メリット:2026年第2四半期の売上高は前年同期比+44.6%/2026年通期の増収見通しは24〜30%に上方修正/直近12か月の売上高は前年比+18.19%
- デメリット:増収+44.6%のうち買収の寄与は+15.2%で有機成長は+29.4%/株価は1年で+79.59%上昇し52週高値のすぐ下/配当利回りは0.83%と低い
- 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約11,900円から。8株まとめると手数料負担率は1.00%
この記事の検証方法
- 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
- 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
- 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を基本とし、公式資料で確認できなかった項目は本文中に出典を明記しています
- 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の銘柄を保有しているとは限りません)
この記事を書いた人:Kawa
ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール
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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月25日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はSPグループの公表資料および報道に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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