MENU

コンチネンタル株の魅力とリスク|配当3.98%と純損失、日本からの買い方【2026年】

コンチネンタル株の魅力とリスク|配当3.98%と純損失、日本からの買い方【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • コンチネンタルは自動車部品・タイヤの大手。日本でも1,400人・13拠点でブレーキシステム・ADAS・タイヤなどを開発・生産しています
  • 魅力の核心:配当利回り約3.98%(1株配当2.7ユーロ、前年比+8%の増配)
  • 最大のリスク:直近12ヶ月の純利益はマイナス2億6,500万ユーロの純損失
  • 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約1万2,800円から(推奨ロット10株が目安/1株だと手数料負担率は約4.80%と重くなります)

コンチネンタルのタイヤ事業は上半期増益。それなのに、会社全体の直近12ヶ月の純利益はマイナス2億6,500万ユーロの純損失です。矛盾しているように見えますが、理由は会社発表によるとはっきりしています。産業用ゴム製品を手がける部品事業ContiTechをLone Star Fundsへ売却した一時費用が、純利益を押し下げているためです。

事業本体であるタイヤ事業は、18インチ以上の大型タイヤの構成比が高まったことで利益率が改善しています。「純損失」という結果だけを見るか、その中身まで見るかで、この銘柄の評価は変わります。同じタイヤ業界の世界首位ミシュランとの比較も交えながら、株価・業績・買い方の順に見ていきます。

目次

コンチネンタル株の基本データ(2026年8月22日時点)

株価68.78ユーロ(1株 約1万2,800円)
52週レンジ53.10 〜 77.56ユーロ
時価総額約138億ユーロ
PER算出不可(直近12ヶ月は純損失)(予想 約11.3倍)
配当利回り約3.98%(1株配当 2.7ユーロ)
上場市場フランクフルト証券取引所(Xetra)
1年の株価騰落−8.83%

コンチネンタル株を買うメリット

配当利回り約3.98%、前年比+8%の増配

2025年の1株配当は2.70ユーロで、前年比+8%の増配でした。2026年8月22日時点の株価68.78ユーロに対する表面利回りは約3.98%です。

投資家にとっては、業績が横ばい・減益の局面でも、配当を増やす方向で株主還元を続けてきた実績があるということです。

タイヤ事業(本体)は上半期増益、Q2の調整後EBIT率は12.9%(会社発表)

2026年上半期の売上高は88億ユーロ、調整後EBITは10億9,200万ユーロでした。会社発表によると、部品事業ContiTechの売却に伴う一時費用が全社の純利益を押し下げた一方で、事業本体であるタイヤ事業の上半期は増益で、Q2の調整後EBIT率は12.9%です(出典:コンチネンタル公式IR)。

投資家にとっては、会社全体の決算数値の裏側で、コア事業の収益力そのものは維持・改善している、ということです。

18インチ以上の大型タイヤ構成比が高まり、利益率改善に寄与(会社発表)

会社発表によると、18インチ以上の大型タイヤの構成比が高まっていることが、タイヤ事業の利益率改善に寄与しています。大型タイヤは高付加価値帯とされる製品群です。

投資家にとっては、製品構成の変化という形で、タイヤ事業の収益性が段階的に改善している材料になります。

日本でも1,400人・13拠点で開発・生産する自動車部品・タイヤの大手

コンチネンタルは自動車部品・タイヤの大手で、日本でも1,400人・13拠点でブレーキシステム・ADAS(先進運転支援システム)・タイヤなどを開発・生産しています。

投資家にとっては、日本国内に実際の開発・生産拠点を持つ、日本市場になじみのある欧州企業だということです。

コンチネンタル株を買うデメリット・リスク

直近12ヶ月の純利益はマイナス2億6,500万ユーロの純損失、PERは算出不可

直近12ヶ月の純利益はマイナス2億6,500万ユーロの純損失で、PERは算出できません(予想PERは約11.3倍)。会社発表によると、部品事業ContiTechをLone Star Fundsへ売却した一時費用が主因です。

投資家にとっては、タイヤ事業本体が増益であっても、決算書の最終行が赤字であるという事実は変わらない、ということです。一時費用がいつ解消するかは今後の決算で確認する必要があります。

株価は1年で−8.83%、52週レンジの中間より下

2026年8月22日時点の株価は68.78ユーロで、1年間では−8.83%の下落です。52週レンジは53.10〜77.56ユーロで、現在値はレンジの中間よりやや下に位置しています。

投資家にとっては、配当利回りの高さだけで判断すると、値下がりによる評価損を見落とすことになる、ということです。

配当源泉税26.375%、日本の外国税額控除の対象外は11.375%分

ドイツの配当源泉税は26.375%です。日独租税条約の限度税率15%を超える11.375%分は日本の外国税額控除の対象外で、還付を受けるにはドイツ税務当局(BZSt)へ直接請求する必要があります。

投資家にとっては、配当利回り約3.98%という数字がそのまま手元に残るわけではなく、控除されない税負担がある、ということです。

1株買いの手数料負担率は約4.80%と重い

サクソバンク証券クラシックの手数料は約定金額の0.088%、最低3.3ユーロ(約613円)です。1株(約1万2,800円)だけを買うと、手数料負担率は約4.80%に達します。

投資家にとっては、少額で試し買いをすると手数料だけで利回り以上の負担になりかねない、ということです。10株単位(約12万7,700円)にまとめると負担率は約0.48%まで下がります。

コンチネンタルはどんな会社か

コンチネンタルはドイツの自動車部品・タイヤの大手です。ブレーキシステムやADAS(先進運転支援システム)などの自動車部品と、タイヤの2事業を軸にしており、日本でも1,400人・13拠点で開発・生産を行っています。

直近の決算では、2026年上半期の売上高は88億ユーロ、調整後EBITは10億9,200万ユーロでした(出典:コンチネンタル公式IR https://www.continental.com/en/press/press-releases/results-first-half-2026/)。会社発表によると、Q2の調整後EBIT率は12.9%で、18インチ以上の大型タイヤの構成比が高まったことがタイヤ事業本体の利益率改善に寄与しています。

一方で、直近12ヶ月の純利益はマイナス2億6,500万ユーロの純損失です。会社発表によると、部品事業ContiTech(産業用ゴム製品)をLone Star Fundsへ売却した一時費用が影響しており、事業本体であるタイヤ事業の上半期は増益でした。「会社全体の純損失」と「タイヤ事業本体の増益」は、どちらも会社発表に基づく事実として同時に成り立っています。

2025年の1株配当は2.70ユーロで、前年比+8%の増配でした(出典:コンチネンタル公式IR https://www.continental.com/en/press/press-releases/20260304-fiscal-year-2025/)。

配当と税金

コンチネンタルの1株配当は2.7ユーロ、表面利回りは約3.93%です。

ドイツの現地源泉税は26.375%です。日独租税条約の限度税率15%を超える11.375%分は、日本の外国税額控除の対象外となります。この分の還付を受けるには、ドイツ税務当局(BZSt)へ直接請求する必要があり、2023年以降は電子提出が必須、請求期限は暦年末から4年以内です。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。

外国税額控除や現地還付請求をしない場合、税引き後の実質利回りの目安は約2.30%です(計算式:3.93% ×(1−0.26375)× 0.79685)。

最新の株価チャートで水準を確認する

本記事の株価は2026年8月22日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

※このチャートは招待リンク付きで表示しています

コンチネンタル株の日本からの買い方

コンチネンタルの上場市場はフランクフルト証券取引所(Xetra)のみで、ティッカーは「CON」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:CTTAY)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。

証券会社コンチネンタル株の取扱い
SBI証券× 取扱いなし
楽天証券× 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記
マネックス証券× 取扱いなし

企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。

サクソバンク証券で買う流れ

  1. 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
  2. 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
  3. 日本円を入金する
  4. ユーロに両替する
  5. ティッカー「CON」で検索し、株数を指定して発注

手数料(サクソバンク証券クラシック)

買う株数約定金額の目安手数料負担率
1株約1万2,800円613円約4.80%
10株約12万7,700円613円約0.48%

手数料は約定金額の0.088%、最低3.3ユーロ(約613円)です。1株だけの買付けは手数料負担率が約4.80%と重くなるため、10株単位のまとめ買いにすると負担率は約0.48%まで下がります。

コンチネンタル株はどんな人に向くか

向く人理由
配当利回りの高さを重視したい人表面利回り約3.98%、前年比+8%の増配実績
純損失の中身(一時費用か本業不振か)を見て判断できる人タイヤ事業本体は上半期増益、純損失はContiTech売却の一時費用が主因
10株単位でまとめ買いできる人手数料負担率が約0.48%まで下がる
向かない人理由
NISAの非課税で持ちたい人サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある
PERなど利益ベースの指標で会社を評価したい人直近12ヶ月は純損失のためPERが算出不可
1株単位の少額で試し買いしたい人1株の手数料負担率は約4.80%と重い

よくある質問

コンチネンタル株はSBI証券や楽天証券で買えますか?

買えません。上場市場がフランクフルト証券取引所(Xetra)のみのためです。米国預託証券(CTTAY)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。

最低いくらから買えますか?

1株約1万2,800円から購入できます。ただし手数料負担率は1株で約4.80%と重いため、10株単位(約12万7,700円)でのまとめ買いが目安です。

配当にかかる税金はどうなりますか?

ドイツの現地源泉税26.375%に加え、日本側でさらに20.315%が課税されます。外国税額控除や現地還付請求をしない場合、税引き後の実質利回りの目安は約2.30%です。

NISAで保有できますか?

サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。

米国預託証券(ADR、CTTAY)との違いは何ですか?

コンチネンタルの本来の上場市場はフランクフルト証券取引所(Xetra、ティッカー:CON)です。CTTAYは米国のOTC(店頭市場)でのみ取引される預託証券で、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。楽天証券のようにOTC銘柄の新規買付けを受け付けていない証券会社もあります。

まとめ

  • メリット:配当利回り約3.98%で前年比+8%の増配/タイヤ事業本体は上半期増益、Q2調整後EBIT率12.9%/18インチ以上の大型タイヤ構成比上昇で利益率改善
  • デメリット:直近12ヶ月の純利益はマイナス2億6,500万ユーロの純損失でPER算出不可/株価は1年で−8.83%/配当源泉税26.375%のうち11.375%は外国税額控除の対象外
  • 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約1万2,800円から。10株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.48%

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を出典としています
  • 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています

この記事を書いた人:Kawa

ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール

あわせて読みたい


免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月22日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はコンチネンタルAG社の公表資料に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

Kawa
サイドFIRE生活中
ヨーロッパ在住30代。兼業投資家として株式投資、FX、不動産投資を行う。株式投資やFX取引では、ダウ理論とグランビルの法則を用いたテクニカル分析メインで、ファンダメンタルズ分析も組み合わせて投資判断を行う。欧州の不動産市場にも注力し、賃貸収入やキャピタルゲインを狙った長期的な投資を狙う。夢はボルゾイを飼うこと。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次