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この記事の結論
- インターパンプは高圧ポンプで世界最大手とされるイタリアの産業機械メーカーで、傘下のGS-Hydroが日本を含むアジア太平洋地域の販売を担当しているとされます
- 魅力の核心:2024年12月期の純利益は2億2,850万ユーロ(報道)
- 最大のリスク:株価は52週高値51.30ユーロから37.30ユーロへ、約27%下
- 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約6,923円から(推奨ロット18株が目安/1株だと手数料負担率は約14.75%と重く、18株単位が前提)
株価は52週高値から約27%下。インターパンプは、水を高圧で噴射する洗浄機器やポンプで世界最大手とされるイタリアの産業機械メーカーです。報道によると、2024年12月期の純利益は2億2,850万ユーロでした。
一方で、株価は52週高値51.30ユーロに対し37.30ユーロと、高値から約27%下の水準にあります。報道によると、産業機械、とくに油圧部門の需要が落ち込んだことが背景とされています。
同業種の対比相手としては、スイスの機械メーカーであるブヘルや、イギリスのウィアー、IMIがしばしば挙げられます。インターパンプの「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。
インターパンプ株の基本データ(2026年8月24日時点)
| 株価 | 37.30ユーロ(1株 約6,923円) |
| 52週レンジ | 30.10〜51.30ユーロ |
| 時価総額 | 約38.9億ユーロ |
| PER | 約18.52倍(予想 約16.28倍) |
| 配当利回り | 0.94%(1株配当 0.35ユーロ) |
| 上場市場 | イタリア証券取引所(ミラノ) |
| 1年の株価騰落 | −10.12% |
純利益2億2,850万ユーロという規模|インターパンプ株の魅力
高圧ポンプで世界最大手とされ、3つの事業で構成される
報道によると、インターパンプの事業は高圧ポンプ(水の噴射・高圧洗浄向け)、フロー処理(食品・医薬品向けの均質機など)、油圧機器(パワーテイクオフ・シリンダ・バルブ・ホース)の3つで構成されています。
投資家にとっては、高圧ポンプという主力分野に加えて、性質の異なる複数の事業を持っていることが確認できる材料です。
2024年12月期は売上高20億8,000万ユーロ、純利益2億2,850万ユーロ(報道)
報道によると、2024年12月期の売上高は20億8,000万ユーロ、営業利益3億3,780万ユーロ、純利益2億2,850万ユーロでした。
投資家にとっては、絶対額として一定規模の利益を確保していることを確認できる数字です。
2025年12月期のEBITDA利益率見通しは22.0〜22.5%(報道)
報道によると、2025年12月期の見通しは、買収を除く自力の成長率が−5%〜+1%、EBITDA利益率22.0〜22.5%とされています。
投資家にとっては、自力の売上成長には幅があるものの、利益率の水準自体は会社側が一定の見通しを示していることが分かる材料です(将来を予測するものではありません)。
傘下のGS-Hydroが日本を含むアジア太平洋地域の販売を担当
報道によると、傘下のGS-Hydroが日本を含むアジア太平洋地域での販売を担当しているとされています。規模や具体的な取引先は当サイトで確認できていません。
投資家にとっては、日本市場ともつながりを持つ会社であることが確認できる材料です。
高値から約27%下と有利子負債6億7,800万ユーロ|先に知っておきたいリスク
株価は1年で−10.12%、52週高値51.30ユーロから約27%下
株価は1年で−10.12%下落し、52週高値51.30ユーロに対し37.30ユーロと、高値から約27%下の水準にあります。報道によると、産業機械、とくに油圧部門の需要が落ち込んだことが背景とされていますが、今後の値動きを当サイトで予測するものではありません。
投資家にとっては、直近の利益水準だけでなく、株価が高値からどれだけ離れているかという実数値を踏まえておく必要がある、ということです。
買収を重ねた結果、有利子負債6億7,800万ユーロ・のれん8億6,000万ユーロを抱える
報道によると、同社は2015年から2025年までに21社を買収してきたとされ、直近ではAlfa Valvole(2024年)、Nuova SM(2025年)を買収しています。その結果として有利子負債6億7,800万ユーロ、のれん8億6,000万ユーロを抱えています。
投資家にとっては、買収による成長を続けてきた一方で、バランスシート上に大きな負債とのれんを抱えているという事実を、金額として把握しておく必要がある、ということです。
配当利回りは0.94%、配当目的で買う銘柄ではない
表面利回りは0.94%(1株配当0.35ユーロ、配当性向17.07%)と1%を下回っています。配当目的で買う銘柄ではありません。
投資家にとっては、値動きや事業内容を目的に検討する銘柄であり、配当収入を主目的にするのであれば他の選択肢を検討する必要がある、ということです。
産業機械は顧客の設備投資に左右されやすい事業
高圧ポンプや油圧機器は、顧客企業の設備投資の動向に左右されやすい事業です。報道によると、直近では油圧部門の需要の落ち込みが業績・株価の背景の一つとされています。
投資家にとっては、景気敏感な業種特性を持つことを踏まえて検討する必要がある、ということです。
インターパンプは高圧ポンプと油圧機器で稼ぐ会社
インターパンプは、水を高圧で噴射する洗浄機器・ポンプで世界最大手とされるイタリアの産業機械メーカーです。報道によると、事業は高圧ポンプ(水の噴射・高圧洗浄向け)、フロー処理(食品・医薬品向けの均質機など)、油圧機器(パワーテイクオフ・シリンダ・バルブ・ホース)の3つで構成されています。
報道によると、2024年12月期の売上高は20億8,000万ユーロ、営業利益3億3,780万ユーロ、純利益2億2,850万ユーロでした。2025年12月期の見通しは、買収を除く自力の成長率が−5%〜+1%、EBITDA利益率22.0〜22.5%とされています。
報道によると、同社は2015年から2025年までに21社を買収してきており、直近ではAlfa Valvole(2024年)、Nuova SM(2025年)を買収しています。株主構成では、創業家のモンティポ家が約25%を保有する筆頭株主とされています。
報道によると、傘下のGS-Hydroが日本を含むアジア太平洋地域での販売を担当しているとされています。規模や具体的な取引先は当サイトで確認できていません。
同業種の対比相手としては、スイスの機械メーカーであるブヘル、イギリスの鉱山機械メーカーであるウィアー、流体制御のIMIがしばしば挙げられます。国・事業内容・配当方針は銘柄ごとに異なります。
1株配当0.35ユーロと、イタリアの源泉税(最大26%・条約適用で15%)
インターパンプの1株配当は0.35ユーロ、表面利回りは約0.94%(配当性向17.07%)です。年1回の支払いで、特別配当は含まれません。利回りが1%を下回るため、配当目的で買う銘柄ではありません。
イタリアの配当源泉税は最大26%とされ、日伊租税条約を適用できる場合は15%になるとされています。ただし実際にどちらが適用されるかは証券会社の手続き次第のため、税率を断定することはできません。口座開設時・注文前に証券会社へ必ずご確認ください。
日本側では、現地源泉後の金額にさらに20.315%が課税されます。現地源泉税率が確定していないため、本記事では税引き後の実質利回りを計算していません。
チャートで今の株価水準を見る
本記事の株価は2026年8月24日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。
日本から買う方法と、1株あたりの手数料負担率14.75%
インターパンプの上場市場はイタリア証券取引所(ミラノ)のみで、ティッカーは「IP」です。ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場しておらず、米国ADRの有無は当サイトで確認できていません。
| 証券会社 | インターパンプ株の取扱い |
|---|---|
| SBI証券 | × 取扱いなし |
| 楽天証券 | × 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記 |
| マネックス証券 | × 取扱いなし |
企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。
サクソバンク証券で買う流れ
- 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
- 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
- 日本円を入金する
- ユーロに両替する
- ティッカー「IP」で検索し、株数を指定して発注
手数料(サクソバンク証券クラシック)
| 買う株数 | 約定金額の目安 | 手数料 | 負担率 |
|---|---|---|---|
| 1株 | 約6,923円 | 1,021円 | 約14.75% |
| 18株 | 約12万4,600円 | 1,021円 | 0.82% |
手数料は約定金額の0.132%、最低5.5ユーロ(約1,021円)です。1株だと手数料負担率は約14.75%と重く、現実的には18株単位(約12万4,600円)でのまとめ買いが前提になります。18株まとめると負担率は約0.82%まで下がります。
インターパンプ株が向く人・向かない人
| 向く人 | 理由 |
|---|---|
| 産業機械の専門性に興味がある人 | 高圧ポンプで世界最大手とされ、高圧ポンプ・フロー処理・油圧機器の3事業を持つ |
| 事業の分散を評価する人 | 性質の異なる3部門で構成されている |
| 18株単位でまとめ買いできる人 | 手数料負担率が約0.82%まで下がる |
| 向かない人 | 理由 |
|---|---|
| NISAの非課税で持ちたい人 | サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある) |
| 少額の1株買いをしたい人 | 手数料負担率が約14.75%と重い |
| 配当利回りを重視する人 | 配当利回り0.94%と1%を下回り、配当目的で買う銘柄ではない |
インターパンプ株のよくある質問
インターパンプ株はSBI証券や楽天証券で買えますか?
買えません。上場市場がイタリア証券取引所(ミラノ)のみのためです。ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場しておらず、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。
配当にかかる税金はどうなりますか?
イタリアの配当源泉税は最大26%とされ、日伊租税条約を適用できれば15%になるとされています。ただし実際にどちらが適用されるかは証券会社の手続き次第のため、税率を断定することはできません。口座開設時・注文前に証券会社へ必ずご確認ください。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。
株価はなぜ52週高値から大きく下げているのですか?
報道によると、産業機械、とくに油圧部門の需要が落ち込んだことが背景とされています。株価は1年で−10.12%、52週高値51.30ユーロに対し37.30ユーロと、高値から約27%下の水準にあります。今後の値動きを当サイトで予測するものではありません。
有利子負債やのれんの金額はどのくらいありますか?
報道によると、2015年から2025年までに21社を買収してきた結果、有利子負債6億7,800万ユーロ、のれん8億6,000万ユーロを抱えているとされています。金額の事実としてご確認ください。
配当利回りが低いのはなぜですか?配当目的で買う銘柄ですか?
表面利回りは0.94%(1株配当0.35ユーロ)と1%を下回っており、配当目的で買う銘柄ではありません。配当性向は17.07%です。
まとめ:世界最大手のポンプメーカーは、高値から約27%下げている
- メリット:高圧ポンプで世界最大手とされ、高圧ポンプ・フロー処理・油圧機器の3事業で構成/2024年12月期は売上高20億8,000万ユーロ・純利益2億2,850万ユーロ(報道)/2025年12月期はEBITDA利益率22.0〜22.5%の見通し(報道)
- デメリット:株価は52週高値51.30ユーロから37.30ユーロへ約27%下(1年−10.12%)/買収を重ねた結果、有利子負債6億7,800万ユーロ・のれん8億6,000万ユーロを抱える/配当利回り0.94%と1%を下回り、配当目的で買う銘柄ではない
- 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約6,923円から。18株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.82%
この記事の検証方法
- 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
- 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
- 業績・有利子負債・のれんなどの数値は報道を出典としています
- 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の銘柄を保有しているとは限りません)
この記事を書いた人:Kawa
ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール
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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月24日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値は報道に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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